コーチング 内観の知識

コンフォートゾーンの外は怖い!上手に対処して成長しよう!

コンフォートゾーンとは慣れ親しんでストレスや不安を感じない安全領域のこと。

場所、空間、仕事内容、行動、交友関係、などの「居心地の良いところ」です。

 

コンフォートゾーンの外に出ると、ザワザワしたり、恐怖や不安を感じたりして居心地が悪く感じます。

人間はできるだけコンフォートゾーンの中にいたがる性質になっていますが、それでは成長がないのでいつまでも現状が変わりません。

 

現実をもっと変えたいと思う人は意図的にコンフォートゾーンから出ないといけません。

逆に今の現状を見えれば、どんなことをコンフォートゾーンとして感じているのかが分かります。

 

コンフォートゾーンの外が怖く感じる理由

コンフォートゾーンは生命維持のためにも重要な役割のひとつです。

 

たとえば危険な場所に迷い込んでしまったときに、恐怖を感じずにそのまま進めば命の危険があるかもしれませんよね。

命を守るため危険な場所には行かないように恐怖で行動を止めています。

 

「安全」と認識してる範囲から出ると、生命維持のために恐怖・不安・ザワザワなどの感情で自分に危険を知らせる本能なのです。

 

この本能はマンモスがいたくらいの大昔は非常に役に立ってしまいした。

しかし、現代の日本はある程度は安全は確保されています。

 

今では挑戦や成長するときのデメリットになってしまいやすいのです。

 

コンフォートゾーンの外を出ると?

コンフォートゾーンを出ると、恐怖・不安・ザワザワなどを感じさせて再度コンフォートゾーンの中へ引き戻すように促されます。

これをホメオスタシス(恒常生)といいます。

ホメオスタシス

生物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

しょっぱいものを食べたら、喉が渇いて体内の塩分をちょうどよく薄めようとしたり、

寒いところにいたら、震えを起こして熱を生産させたりしますよね。

こういった機能もホメオスタシスの1つです。

 

また、人間には現状維持バイアスという思考のクセもあります。

現状をそのまま保持しようとする心理作用のことです。

人は未知なものや未体験のものに恐怖を感じるため、現状を保とうとする傾向があります。

 

コンフォートゾーンの外側

コンフォートゾーンの外側には、ラーニングゾーン、パニックゾーンがあります。

 

ラーニングゾーンは経験したことないこと、今までよりも少し難易度が高い課題などのチャレンジが求められることです。

このラーニングゾーンが一番成長するゾーンです。

 

その先に行きすぎるとパニックゾーンとなり、

正しい判断ができなかったり、行動不能になってしまうくらい強い不安やストレスを感じるゾーンです。

あまりに状況が変わりすぎても成長できない状態になってしまいます。

 

対処法

恐怖は本能だからしょうがないと割り切る

不安・恐怖・倦怠感は本能だからしょうがいない、と自分に言い聞かせて割り切って行動する方法です。

ただし、パニックゾーンにはいかないように注意です。

 

小さなチャレンジを積み重ねる

チャレンジが怖いときは小さなチャレンジから始めてみましょう。

小さくても積み重なることで大きな経験になったりします。

 

環境を変える

今いる人間関係を少しだけ変えてみたり、挑戦に取り組むための環境を整えてみましょう。

人間は気合いや根性だけで現実を変えようとするのは難しいです。

 

環境の力をかりることで楽に自分を変えることができます。

 

コンフォートゾーンにいるメリットとデメリットを考える

コンフォートゾーンから出るメリットよりもデメリットの方が大きいと感じていると、行動に制限がかかってしまいます。

コンフォートゾーンから出るデメリットはたとえばこんなことです。

  • 失敗して傷つくのが怖い
  • 行動しなくてはいけない
  • 人から変な目で見られるかもしれない など

 

「自分には無理なんじゃないか」などのメンタルブロックが関係している場合も。

メンタルブロックとは?潜在意識のメンタルブロックを外すには? 

 

本当はどうなりたいのかを考える

「本当はどうなっていきたいのか?」を考えていきましょう。

誰かに忖度したものではなく、本当に自分が感じていることを具体的にしていきます。

 

もしも考えているときにワクワクしたら、その勢いで少し手をつけてみるのもありですね。

 

恐怖に対処する術を見つける

成長するにはコンフォートゾーンから出なければいけません。

恐怖がわき起こったときにそれに対処する術をあらかじめ見つけておけば乗り越えやすくなります。

  • 深呼吸
  • 瞑想をする
  • 音楽を聴く
  • 目の前の作業に集中する
  • 過去に恐怖を克服した経験を思い出す
  • 同じチャレンジをしている人に怖さを共感してもらう
  • メンターなどの信用できる人に話を聞いてもらう など

ぜひ自分に合った対処法をみつけてみてください。

 

恐怖や不安は軽くなることはあっても、コンフォートゾーンの外にいる限りは全く感じなくなることはありません。

「恐怖を克服したら挑戦しよう」ではなく、挑戦しながら克服していくことがおすすめです。

 

恐怖は不安を感じたらこれをする、というのをクセにしていきたいですね。

 

まずはラーニングゾーンへ居続けることへ慣れる

まずは一番成長するラーニングゾーンに居続けてみましょう。

ラーニングゾーンだった場所に慣れれば、そこはコンフォートゾーンになりコンフォートゾーンは広がっていきます。

 

コンフォートゾーンに戻ってしまったとしても何度も繰り返しトライすることが大事です。

本能の力は強力なので戻っても心配しなくても大丈夫です。

またコンフォートゾーンから出ればいいんです。

 

一気に出ようとすると一気に戻そうとする揺れ戻しも大きくなります。

その際に心理的な大きな傷を負う場合もあるので、少しずつ挑戦するのがおすすめです。

 

それでは今回は以上とします!

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