メンタルブロックとは心理的な壁や足かせとなるようなものです。
辞書での意味はこんなかんじ。
メンタルブロックとは?
何か行動を起こそうとするときに思い浮かぶ、「できるわけがない」「失敗する」「こうしなければならない」といった否定的な思い込みや固定観念。
また、それによって行動が抑制されてしまう状態。
メンタルブロックができる原因としては以下のものがあります。
- 過去のトラウマや失敗体験
- 先入観やイメージ、固定概念、思い込み
- 親や周りから受け継がれる価値観
- 満たされていないインナーチャイルド など
メンタルブロックで幸せになることや目標達成を自ら避けてしまうことも。
メンタルブロックはこんなところで顔を出しているかもしれません。
- 幸せになりたいのにいつもダメンズばかりと付き合ってしまう
- 繰り返している失敗
- いつも同じような場所でつまづくこと
- 挑戦していけどできない、と思っていること など
お金・恋愛・仕事・人間関係・行動・自信のなさ、などさまざまなジャンルのメンタルブロックがあります。
メンタルブロックは防衛反応
メンタルブロックは”自分を守るため”にできるものです。
自分が傷ついたりリスクを避けるためにブロックで潜在的にその物事に近づかないようにしています。
- 失敗する
- お金を失う
- 心が傷つく
- 社会的信用を失う
- 人から嫌われたり批判される など
肉体的、精神的、社会的に自分が傷つく危険が連想されるときに出てきます。
(あくまで”連想”であって本当に傷つけられる事実があるかは別です)
人間は危険を強く避ける性質があります。
得たい成果のために行動するよりも、挑戦する際のリスクを避けようとしてしまうのです。
メンタルブロックの例
さまざまなメンタルブロックの一部例をご紹介します。
これだけに限らないので自分の中でしっくりくるメンタルブロックの表現を見つけてみてください。
メンタルブロックの例
- ありのままの自分であってはいけない
- 愛されない
- 目立ってはいけない
- 人を信じてはいけない
- 親から自立してはいけない
メンタルブロックによっては社会的に評価される方向に働くこともあります。
ただし、それが自分が幸せでいられるか、とは別です。
メンタルブロックに縛られることで息苦しさを感じてしまう場合は、外していくことがおすすめです。
それによりもっとうまくいく道筋がみえることも少なくありません。
メンタルブロックの外し方
①成功体験を積んだり思い出す
小さな成功だとしても成功体験を積み重ねることで「私はできない」などのネガティブなメンタルブロックを外すことができます。
自信のない人は過去の失敗体験を思い出すことでメンタルブロックを強化しています。
あなたの人生の中に以下のことはありませんか?
- 失敗から学んだこと
- 失敗した経験が経験値となった
- 頑張らずにできたこと
- いつのまにかうまくいっていたこと
- 他人から見たら大したことないかもしれないけど自分としてはできて嬉しかったこと など
「これくらいは成功に入らないよな」と小さな成功体験をノーカウントしてしまうと失敗体験だけが人生の中で強調されてしまうのです。
(「これくらいで喜んではダメだ」というメンタルブロックがあるのかもしれません。)
小さい成功を喜んで自分をほめてみましょう。
成功に対するハードルを上げすぎないのがポイントです。
些細な成功体験をキャッチできるようになる自信や自己肯定感を育てていくことができます。
②内観して潜在意識を変える
メンタルブロックは潜在意識の中にある思い込みでもあります。
思い込みは「事実」と異なる「解釈」の部分。
⇒【意外とできていない人多し】「事実」と「解釈」を分けることは人生の明暗も分ける
どんなことに心理的な壁を感じているのかを深堀りしてみましょう。
「なぜメンタルブロックに感じているか?」の理由は自分が勝手に「解釈」して恐れている場合が多いです。
人間はメンタルブロックに囚われやすいので、あらためて「事実」と「解釈」を分けてみるのもおすすめです。
「言われてみればそうだよな」と思うことでも、改めて自分と向き合う時間を設けてみないと気づきにくいこともあります。
(”行き過ぎた注意・指摘されたこと”をそのまま信じてしまっていることなどもありますよ。)
潜在意識の思い込みを変える方法は以下で解説しています。
⇒潜在意識を書き換えるやり方や注意点は?潜在意識を変えるアイデアも♪思い込みを書き換えよう♪
③メンタルブロックのメリットを考える
メンタルブロックは心の防衛反応なのでブロックを持つことで守ろうとしているものもあります。
なので、そこにメリットやメリットと錯覚しているものもあったりしているんですよね。
メリットの例はこんなこと。
- 挑戦しなければ失敗しなくていい
- 行動しなくていい言い訳になる
- なにかのせいにしていれば自分の責任として感じずに済む など
メリットと錯覚してしまうものの例はこんなこと。
- 傷つきたくないから挑戦しない
- 親からのブロックを守っていれば親孝行をしている感覚になれる
- 心の底では親を無下にしたくないから親から否定された内容を大切にしている など
子供の頃は対処の仕方が分からず、”ショックな出来事”として心に残ってしまったこともあるかもしれません。
成長して大人になったあなたなら対処が上手になっていることもあるはずです。
”何も対処できなかった自分”を思い出してブロックになることも。
それは過去のことであり、「今後の自分もずっとそうだ」という考えはあなたのブロックがそう思わせてくるだけです。
④これから「どうなりたいか」を考える
ブロックのメリットが分かったら、「今後はどうなっていきたいか?」を考えてみましょう。
そのメリットを持っていたければ、そうしてもOK。
あなたの人生ですから、あなたが決めていいのです。
「どうなりたいか?」を明らかにしたら、”なりたい自分がやっているであろう行動”をしていきます。
もし「挑戦をスイスイできる自分になりたい」なら、小さく挑戦することからはじめたり、
「自分の本音で生きたい」なら、些細なことから人を選びながら本音を言っていきます。
ポイントは「少しずつ」というところです。
また、人間関係などで本音を話すというのは配慮が欠ける話をすればいい、というわけではないので注意です。
⑤成功のイメージトレーニングを繰り返す
脳は現実とイメージを区別できないので、イメージしたものは実際に目の前で起こったもののように感じることができます。
レモンや梅干しを思い出して唾液が出てきてしまうのもその例です。
成功のイメージをすれば成功した自分のイメージが自分に刷り込まれますので、できるだけ成功したり目標達成した自分をイメージをしていきましょう。
一度だけでは効果は薄いので何度もイメージするのがおすすめです。
メンタルブロックを外してなりたい自分になろう
メンタルブロックは自分を守るためにできた自分に対する愛の1つです。
今まで自分を守ってきた存在として感謝しつつも、生きずらいメンタルブロックは卒業していきたいですね。
メンタルブロックは何かに挑戦したり次のステージへ成長するたびに起こります。
ひとつ壁を越えてもまた次の壁、というように果てしない気持ちになるかもしれませんが、それも成長の証。
メンタルブロックを乗り越えて成長する自分を楽しめたら最強ですね。
このブログでは、自分と向き合う内観について発信しているので、
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⇒内観とは?どんなやり方がある?1人で気軽にやる方法も解説!
それでは今回は以上とします!