自分の心を押し殺したり、見ないフリすると、自分の本音の考えや感情が麻痺して分からなくなってしまいます。
今回はその原因とその対策について記事にしてみましたので、参考になれば幸いです。
自分の考えや気持ちが分からなくなってしまう原因11個とその対策
否定される環境にいるから
自分を否定される環境に長時間居続けると、自分に浮かんだ考えや感情を自分自身でないものにしてしまいます。
本音を言って否定されるのは悲しいですよね。
自分を押し殺して考え・感情を感じないようにすることで、自己防衛して否定されることから身をまもっている場合もあります。
否定的な環境から離れて別の人間関係をつくることが対策として挙げられます。
否定的な環境に長期間いると自分自身も否定的な思考になってしまいやすいです、
”類は友を”で新しい環境でも否定的な人たちを引き寄せたり、自分で自分を否定することで否定的な環境を自分で作ってしまうこともあるので注意が必要です。
ストレスを抱えている
ストレスを抱えていることでも自分の考えや感情が分からなくなってしまいやすいです。
その場合はまずは休むことです。
ストレスが大きすぎてメンタルに不調をきたしている人は心療内科などへの受診も検討しましょう。
他人軸で生きている
自分よりも他人を優先して行動してしまいやすい人も自分が分からなくなりやすいです。
他人を中心に行動をとってしまうことを”他人軸”と言ったりします。
⇒自分軸と他人軸とは?それぞれの特徴も解説!間違った自分軸とは?他人軸から自分軸になるにはどうしたらいい?
自分の感情や選択を大事にする”自分軸”で生きていくことがおすすめ。
自分軸とわがままとの違いは自分の感情を「他人に押し付けているかどうか」です。
自分軸の人は自分自身のなかで満たされているので、他人に押し付ける必要がありません。
我慢や自己犠牲が多い
我慢や自己犠牲ばかりしてしまう人は他人軸の人にも多い特徴です。
自分を抑えていると本当の自分を見失いやすいです。
まずは「何を我慢しているのか?」を考え、できる限り我慢をやめていくことがおすすめです。
物によってはいきなり辞めるのは難しいこともあるかもしれません。
また、「私はこんなに我慢しているんだから今後一切やりません」みたいな切れ気味のスタンスだと、周りの人間関係にヒビが入りがちです。
徐々にうまく我慢を回避したり、周りと話し合いをしたりしながら少しずつやっていくのが成功のカギかもしれません。
失敗が怖い
失敗を過度に恐れて自分の気持ちを分からなくしている可能性もあります。
「もし自分の決めたことで失敗したらどうしよう」と過度に失敗を恐れていると、決断を避けたくなるあまり気持ちが分からなくなってしまいます。
失敗しても大丈夫だと客観的にみることや、小さな挑戦をしていくことなどが対策として挙げられます。
挑戦をするとうまくいくこともあれば、そうでもないこともあります。
そうでもない経験をしても「大丈夫だった」「失敗してもなんとかなった」という耐性をつけることができます。
そう考えると失敗すら経験値の一つとしてありがたいことなのかもしれませんね。
自己受容できていない
自己受容とは「ありのままの自分を受け入れること」です。
向上心の高い人は理想と現状のギャップで今の自分自身を否定しがち。
今の考え・感情を否定して感情を押し殺してしまうこともあります。
他にも自己受容できていないと以下のようなデメリットがあります。
- 自己肯定感が低くなる
- 自己否定に陥って次の手を考えにくくなる など
自己受容は自己肯定感をはぐぐむステップの一つです。
また、自己否定のモードに陥ってしまうと客観的な判断力も落ちるので、次の一手を選びにくくなります。
現実の状況や感情を「今こういう状況なんだよな」「自分はこう思っているんだな」と受け入れてみましょう。
理想じゃない自分に対してみじめな感情が出るかもしれません。
しかし、現状を改善したり、自分の素材を活かしたり、自分の考えや感情をそのまま受け止めることが、生きやすい人生を作っていくステップになるのです。
否定的な考えが思い浮かんでしまう
自分のやりたいことや希望があったとしても、否定的な考えでそれを打ち消してしまう場合もあります。
たとえばこんな否定的な考えです。
- 現実的じゃない
- お金も時間もない
- 才能やスキルもない
- この年から始めるなんて
- 人から変に見られたらどうしよう など
まずは「否定的な考えを持っていないか?」を考えてみましょう。
自分が過度に心配しているだけで、
- 小さく始めていけばいいだけだった
- やってみて習得すればいいことだった
- とくに気にしなくてもいいことだった
というパターンは多いです。
自分に厳しすぎる
自分に厳しく「こうすべき」「自分はこうあるべき」というのを課している人も自分を見失いやすいです。
「~べき」「~ねばならない」をいう固定概念が強すぎて、それ以外の自分を認められないのかもしれません。
生きずらい人は存在していないルールや制限をかけて生きてしまいやすいです。
「~べき」「~ねばならない」と思っていることはないか考えてみましょう。
他人に頼りすぎる
先ほどの「自分に厳しい」と対象的にも見えますが、他人に頼りすぎることも気持ちが分からなくなる原因の1つです。
自分の意見に自信がなかったり、自分の責任になってしまうのが嫌だったりして、決定権を他人に譲りすぎてはいませんか?
他人に頼りすぎても自分で決める力が弱くなってしまいます。
そうなると何を決めていいのか、どうしたらいいのか分からなくなってしまうのです。
まずは小さなことから自分で決めたり、選んだりする練習をしてみましょう。
自分の良い部分がわからないから
自分の良い部分が分からないと自分にとって何を選べば適切なのか分からなくなってしまいます。
良い部分というのはたいていは自分が自分で認めていないだけです。
だれしも一度はほめられたことはあるはずです。
それをこんな風にスルーして自分の中でなかったことにしていませんか?
- お世辞なんじゃないか
- 誰にでも言っているんでしょ
- 自分なんてたいしたことないんだから
- あの人は優しいから気を使って褒めてくれただけ
- それくらいしか褒めたり、言うことないんだよね
- 私以外にもすごい人はたくさんいるんだから
- 褒められても間に受けたら痛い目にあうよね など
今まで褒められたことや人よりも得意だったことを思い出してみると、自分の良い部分を確認することができますよ。
気持ちが分からないことにもメリットがあるから
実は自分の気持ちが分からないことにもメリットがあることも。
分からないことにしておくと、こんなメリットがあるかもしれません。
- 挑戦の行動をしなくていいかもしれません
- やらない言い訳がなくなってしまう
- 本音が分かってしまうと今までの環境では耐えられない
- 自分で自分の人生に責任をとらないといけなくなってしまう
- 自分の本音を大事にする努力をしないといけない など
一例ではありますが、あなたの中の「分からないことのメリットは何か?」を考えてみましょう。
自分の感情と向き合う内観もおすすめ
自分の考えや気持ちが分からなくなってしまった場合は、自分と向き合う”内観”もおすすめです。
自分と向き合うクセをつけていくことで生き埋めにしてしまったものを感じられるようになってきます。
以下の記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
⇒内観とは?どんなやり方がある?1人で気軽にやる方法も解説!
それでは今回は以上とします!