内面の声は大きく2種類あります。
心で感じた感覚的な声⇒魂の声、フィーリング、心の声
頭で考えた思考的な声⇒エゴ、思考、頭の声
それぞれ解説していきますね。
魂の声とエゴの声の違いとは
魂の声とは
自分の潜在意識の深い部分の本音のこと。
フィーリング、直観やインスピレーションなども言われることもあります。
魂の声に従って動くと失敗すらも成功への種であることも多く、運や奇跡を引き寄せて想像以上の結果になることも多いようです。
本音では嫌だと思いつつ、損得勘定やエゴで行動するのは魂の声から離れた状態です。
魂の声は無視すればするほど聞き取りにくくなります
心の声と魂の声のニュアンスが違う場面も
基本的には心の声と魂の声は同じ「本音」として考えられることが多いです。
語り手によっては、魂の声は以下のようなニュアンスが入ることもあります。
- 必然的に導かれるように進む感覚
- 物事への確信が高く持てている状態
- 使命感が湧き上がってくる感覚
- 使命として与えられたかのような感覚
- 宿命のように最初から決まっていたような感覚
どれも体験した人にしか分からなそうな感覚ですね(^^;
このニュアンスの魂の声を知るためには、心の「本音」を聞く力を身につけなければいけない、と多くのスピリチュアリストは語っています。
どうしたら聞く力を身につけることができるかは後半で解説していきますね。
エゴの声とは
エゴといえばエゴイズム、自己中心的など自分本位な考え方を表す言葉です。
しかし、スピリチュアルや自己啓発で出てきたときは”頭の思考”もエゴに入ります。
たとえばこんなことです。
エゴの声の例
- 損得勘定
- ~すべき、~せねば
- ~してはいけない、~した方がいい
- 社会的価値観
- 親・幼少期の刷り込み
- 承認欲求、権力欲 など
これらをエゴとして扱う理由は、
- 本音を邪魔しやすいから
- 満たそうとしても一生満たせないブラックボックスの望みのことも多いから
です。
エゴで生きると本音が分からなくなりやすい
エゴをもとにした行動は本音が分からなくなりやすく、人生の方向が迷子になりやすいです。
社会で生きる以上、自分の気持ちよりも優先しないといけないことはありますよね。
そういう状態ばかりだと「自分はどうしたいと思っているのか」が分からなくなっていくんですよね。
たとえば、本心は別にあるにもかかわらず、”会社の昇進が良いことだ”という価値観で頑張っても心は満たされない状態になってしまいます。
ほかにも、本心は”自分を自分で認めたい”なのに、”人からの賞賛をもらう”というエゴの目的にすり替わっていることもあります。
自分で認めずに他人に求めてばかりなので、心ばかりすり減る不毛な状況になりやすい、というわけです。
人助けですらその動機によってエゴになりえます。
- 自分の評価のため
- ほめてもらうため
- 良い人に見られたいから
- 感謝されたいから
- 困っている人は助けるべきだから など
「本当にしたいと思っているのか」が大切です。
エゴで行動するにしても「これはエゴだよな」と自分で認識できるようになるのがおすすめです。
本心が分からなくなるのが問題なのであって、人助けに罪はありません。
思考を使わないといけない場面
スピリチュアルや自己啓発では思考をエゴとして考えていますが、思考しないといけない場面もモチロンあります。
それは「こうしたい」に向かって進むときです。
人生がうまくいかない人は、思考で「こうなりたい・すべき」と目標を立て、それが偽の目標なので努力するのもしんどくなってしまいます。
うまくいく人は本心の「こうなりたい」で目標を立て、それを達成するために思考を使います。
自分の魂の声を聞くにはどうしたらいい?
丁寧に感情や感覚を味わう
感情や感覚を見ないフリしてきた人にとっては、これを味わうことは難しく感じるかもしれません。
自分の内側にじんわり湧いてくる感覚をキャッチする練習をしていきましょう。
慣れればなんてことはありません。
瞑想もおすすめです。
感情や感覚の変化を大切にする
感じている感情や感覚が魂の声を教えてくれます。
心地よかったり、しっくりする感覚があれば、「そっちで良いよ」
違和感があったら、「方向転換せよ」
というサインなのです。
魂の声が分からなくても感情がナビゲーションしてくれます。
どんな自分にもOKを出す
魂の声が聞こえない理由の1つに、「聞こえても否定して打ち消してしまうから」というものもあります。
「あれしたいな」と思っても、「でも、現実的じゃないよね」「なに変なこと言ってるの」と自分で否定して打ち消してしまうと、いつしかそれを忘れてしまいます。
「どんなことが浮かんでもOK」「どんな自分でもOK」です。
「いま自分はこういうことを思っているんだな」と受け止めることが大切です。
内観で自分に問いかけよう
おすすめなのは自分と向き合う内観です。
「ほんとうはどう思っているのか?」「これは本当にやりたいことなのか?」などを自分に問いかけてみましょう。
大事なのは感覚的な「しっくり感」です。
普段から内観するクセをつけていると、本心がだんだんと分かってきますよ。
⇒内観とは?どんなやり方がある?1人で気軽にやる方法も解説!
それでは今回は以上とします!